2026/5/11 / tech

TypeScript 7 Beta と Three.js WebGPU 世代を追う

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2026年春のフロントエンド周辺で特に大きい変化は、TypeScript 7.0 Beta と Three.js の WebGPU 系 API の成熟だ。どちらも単なる新機能ではなく、開発体験やブラウザ 3D の設計前提を変える話として見ておきたい。

TypeScript 7 は「速い tsc」ではなく移行計画

Microsoft は 2026年4月21日に TypeScript 7.0 Beta を公開した。公式ブログでは、既存の TypeScript 実装を Go ベースへ移植し、ネイティブコードと共有メモリ並列性によって TypeScript 6.0 よりしばしば約10倍高速になると説明している。

重要なのは、TypeScript 7 が TypeScript 6.0 の挙動へ揃える形で移行することだ。TypeScript 6.0 は 2026年3月23日に公開され、従来の JavaScript ベース実装としては最後のメジャーリリースになる予定とされた。つまり実務では、いきなり 7.0 に飛ぶよりも、まず 6.0 の非推奨や新しい既定値を確認し、tsctsgo を並べて差分を見る段階が現実的だ。

ポートフォリオ実装では、アルゴリズム教材や Three.js デモのコード断片を TypeScript 化する余地がある。特に UI とシミュレーション状態を分け、Lesson, Frame, GraphNode のような型を先に置くと、教材としても「型が設計を説明する」構造になる。

Three.js は WebGPU/TSL を前提にした設計へ

Three.js 側では WebGPU renderer と node-based material/TSL 周辺が継続的に整備されている。公式ドキュメントでも WebGPURenderer は WebGPU を使う次世代 renderer として説明され、WebGPU が使えない環境への WebGL 2 fallback も設計上の要点になっている。

2026年2月の r183 では、WebGPU 系のレンダリングパイプラインや移行上の注意点が話題になった。既存の WebGLRenderer で動くデモを作りつつ、将来 WebGPU へ差し替えやすい構造にするなら、描画対象の生成、アニメーションループ、UI からのパラメータ更新を分けておくとよい。

今回追加した Three.js Sandbox ページでは、あえて CDN の three.module.js を読み込み、最小構成の Scene, PerspectiveCamera, WebGLRenderer, MeshStandardMaterial, requestAnimationFrame で構成した。これは WebGPU デモの前段として、3D の基本部品がどこに対応するかを見せるための土台になる。

次に作ると面白いもの

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